ひろゆきさんを知っているあなたは、きっとベーシックインカムを聞いたことがあるでしょう。
しかし、ベーシックインカムの制度自体や利点・欠点について詳しくは知らないのではないでしょうか。
今回の記事では、コロナウイルスにより脚光を浴びつつあるベーシックインカムについて解説していきます。
さらに、ベーシックインカムのメリット・デメリットは?、そして、ひろゆきさんはなぜベーシックインカムを推しているのか?を解説します!
ひろゆきの推すベーシックインカムって何?
コロナウイルスにより、廃業や失業を余儀なくされるされる方々も多くいます。
ひろゆきさんの推奨するベーシックインカムでは、そんな方々を救えるかもしれないのです。
ベーシックインカムとは
そもそもベーシックインカムとは、「全ての国民に最低限生活できるだけの金額を一律で毎月支給する制度」です。
お金を沢山稼いでいる人にも、お金をあまり稼いでいない人にも、同じ金額を配布します。
配布元はもちろん「税金」ですので実現するならば、増税は見込まれますが、貧困問題の解決につながるでしょう。
生活保護との違いは?
生活保護とは、「何らかの事情で働くのが困難な人に対して、必要額を支給する制度」です。
既に日本で実装されていますが、「必要な人が約2割しか受給していない」、「不正受給者がいる」などの問題があります。
生活保護という制度やその仕組みを知らなかったり、偏見があったりすることが原因でしょう。
社会主義との違いは?
社会主義とは、「どれだけ仕事をしても同じ収入を受け取る制度」です。
ベーシックインカムでは、働いた分だけ収入になります。そこが社会主義とベーシックインカムの大きな違いです。
社会主義には、「勤怠意欲の減少」といった問題があります。
ひろゆきの推すベーシックインカム制度のメリット・デメリット
ひろゆきさんも推奨するベーシックインカムでは貧困問題の解決につながると言いましたが、改めてメリットとデメリットについてみていきます。
ベーシックインカムのメリット
ベーシックインカムのメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- 貧困問題の解決
- 幸福度の増加
- 少子化対策
- 地方活性化
- 行政コストの減少
- 労働意欲の向上
- 犯罪の減少
所得が安定することで、貧困は解決され、産出率が増えたり、嫌な労働からの脱却、金銭目当ての犯罪の減少が予想されます。
また、物価の安い地方で暮らす人が増え、地方が活性化する、既存の社会保障と一括でき、所得による判別もいらないので行政コストの減少が見込まれます。
これらのメリットによって、幸福度は増加するでしょう。
ベーシックインカムのデメリット
ベーシックインカムのデメリットは以下のようなものがあります。
- 財源の確保
- 福祉水準の低下
- 個人への責任の強化
- 景気回復しないのでは?
- 非労働者の海外脱出
財源の確保のため増税が見込まれます。また、AIやロボットがはたらいた利益を還元するともいわれています。
また、ベーシックインカム以外の福祉が疎かになり、それだけで十分でない人への福祉水準が低下したり、ベーシックインカムを乱用してしまった人が自己責任とみなされてセーフティーネットがないなどの問題も考えられます。
他にも、「支給金を貯蓄に回すため景気回復につながらない」や「受給要件だけ満たして物価の安い国に脱出される」などの可能性があります。
成功するかどうかは、国民1人1人が計画的に無駄でない消費をできるかどうか、というところにかかっています。
実験した都市もある、結果は?
すでに以下のような都市でベーシックインカムが実験されたました。
- フィンランドで2年の実験
- カナダでの実験
- ケニアの村で長期の実験
結果としては、「懸念されていた勤怠意欲の減少は見られなく、幸福度は上昇した」とのことです。
ひろゆきの鳴き声はベーシックインカム⁉勧める理由は?
ひろゆきさんは、鳴き声がベーシックインカムと言われるほどベーシックインカムを推していました。
その理由を「これからを生きるための無敵のお金の話」で語っていたので、抜粋して紹介します。
日本の雇用制度の現状
40代50代の正社員も、一部の優秀な人を除いて、大部分はいらないんですが、ただ法律上首が切れないから、会社に居続けている。
反対に、本来正社員になって能力を発揮するべき20代30代の若い優秀な人たちが社員になれないため、責任のある仕事を任されずに成長できない。そうやってどんどん閉鎖していっているのが、今の日本の社会です。生産性、上がらないのは当然ですよね。
これからを生きるための無敵のお金の話
働きたい人が働けない、働かなくていい人が働かなくちゃいけない、という非合理的な仕組みになっているということですね。
ベーシックインカムによる改革を
それだったらいっそ、「自由に首が切れますよ」ということにして、そのかわり首を切られたとしても、生活が困窮しないような仕組みにしてしまえばいいわけです。
これからを生きるための無敵のお金の話
ベーシックインカムで最低限の収入を保証してあげて、会社は首を切ってもいいという風にしたらいいいですね。ベーシックインカムがあれば、お金を気にせずに転職活動もできますもんね。
雇用流動性があがり、日本全体の生産性も上がるというワケです。
ブラック企業を淘汰せよ!
会社の方も好きに首を切れる、社員も嫌な環境だったら辞められる、という風な雇用の仕組みになったら、ブラック企業で働く人がいなくなりますよね。
結果的に、ブラック企業は倒産して、ホワイト企業ばかりになる。
はたらく人がハッピーな世の中が出来上がりますね。
面白いコンテンツが増える
他にも、ベーシックインカムで生活を保護してあげることで、面白い個人ゲームが増えるといいます。
「日本は世界のなかで、圧倒的にコンテンツを作る能力が優れている。」
生活の心配をせずに、個人が思う存分創作に打ち込める環境をベーシックインカムで整えるのが重要。
今の時代は、個人でコンテンツを作れるようなツールが沢山ありますからね。
ITや工業で、アメリカ、中国と戦うのは難しいですから、コンテンツ制作の方面で日本の競争力が高まるといいですね。
まとめ:ベーシックのメリット・デメリットとひろゆきが推す理由
ベーシックインカムについて理解が深まったでしょうか。
「メリット・デメリット」、「賛成・反対」、いろいろな側面や意見があると思いますが、実験としてやってみるのはアリだと思います。
今の日本の政権では厳しそうですが、どなたが改革してくれることを願います。
参考にした動画
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